家の近くで楽園を発見!したのはいいのだが・・・・・

冬になる前に、子供と乗ろうと購入していた二人乗りのシーカヤック「マリブ X-13」。
ようやく暖かくなってきたんで、シーズン前に整備と艤装作業。


とりあえず一番近所の湖で浮かべて、テスト走行でもしてみようと、コーヒーと少々のお菓子を持って4歳の娘と湖上でデートへと向かってみた。
家から車で5分!まさに我が家の裏山の中にある湖だ。
さすがは二人乗りカヤック、娘ちゃんも大喜びで、滑り出しも安定感も良いねえ等と思いながら湖を廻っていると、カヤックの周りや上空を凄い数の鳥の群れが飛び交っているのだ。


コレは何事なのだ??と、カヤックを鳥たちが一番多い所に近づけて見ると、
湖の袋小路の奥の部分では、人が全く立ち入らないので、木の上に凄い数の鳥の巣がある。
まさに子供が絵に描いた様な木の上に作られた枯葉や枯れ枝で出来た鳥の巣なのだが、ココのは一個ずつがデカい。
デカい上にもの凄い数あって、さながら鳥の巣の集合住宅の様だ。

静かにカヤックを近づけていたが、気配に気が付いた親鳥達が一斉に飛び立つ。
頭上を飛び交う大型の野鳥たち、物凄い迫力ではある。

いわばカヤックでのバードウォッチングなのだが、この湖の鳥の種類は「川鵜(カワウ)」と「青鷺(アオサギ)」、後は渡り鳥の「鴨(カモ)」と、あとは定番のカラス、トンビなどなど。
特にここでの最大派閥はカワウで、ちょうど今頃の春先に、この周辺に大量に集まってコロニーと呼ばれる集団繁殖場を形成している模様。調べて見れば、このコロニーは大分県内でも最大の規模なんだとか。

野生の鳥たちが繁殖してくれるのは本来ならば喜ばしい事ではあるのだが、何せこの鳥はあの「鵜飼い」で使われる「カワウ」。
水中に潜ってまで魚を食べるのだ。


私は、フライフィッシングもやるんだけど、天然のヤマメと天然のアユの減少率は、私が大分に移ってからも実感できる程。
ヤマメはとても水質に敏感な生き物なので、水質の悪化から数が減ってるのかなあ?とも思ってましたが、たまたまカヤックのテストに来た湖で、凄いのに出会ってしまいました。

別段ヤマメやアユだけの肩を持つ訳ではありませんが、カワウに食べられて河川や湖の魚が居なくなれば、それぞれの環境の生態系のバランスが崩れて、良い事なんて無いのは明白です。
カワウさんももちろん「自然に」営みをおこなっているだけなんだろうけど、周辺の魚を食べつくしているってのも事実。

なんでこうなってるんだろ?カワウの数を抑制していた生物が少なくなったのか?
住処を追われたからか?

私がこの田舎暮らしを始めた数年だけでも環境の変化を感じれます。
どこかからを分岐点に、「良くなる方の」環境の変化の知らせが多くなれば良いなと思いますが。

このカワウの大発生に関して、理由を求めつつ、時折りウォッチを続けてみようと思います。
ミツバチやミノムシのように減ってるのもいれば、鹿やカワウのように増えてるのもいる。
原因解る専門家の方、おせーて!

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